新居の鍵を受け取る日に引越しをするのか無理か？

賃貸住宅では特に鍵を受け取る日が決まっています。

それまでは部屋に入ることもできませんし、また引越し日を設定しても荷物を入れることもできません。

たとえば鍵の受取日を3月31日とします。

このときに引越し日はこの31日で良いのか、また翌日の4月1日以降にするべきかは微妙なところもあります。

鍵を受け取るタイミング

おそらく3月31日が鍵の受取日ということは、31日が契約の開始日ではないかと思います。

問題はこの31日のどの時間帯に鍵を受け取ることができるのかということです。

夜であれば引越しは無理でしょうし、朝であればそのままその日に荷物を入れていけるといえます。

大家からすれば31日が契約の開始日ということであれば、31日の朝にでも鍵は渡すべきであることは当然です。

あとは契約者が大家にいつ鍵を受け取る用意ができるのかということです。

面会で受け取るのであれば大家と面会できる時間が非常に重要となってきます。

また郵送などで受け取るのであればいつ鍵が到着するのかということが問題となってきます。

契約をすることがすでに決まっているのでもう少し鍵を早く渡してほしいと思うことも多いものです。

しかし契約がない期間に入居予定者に住まれてしまって、その期間中に火災などがあっても大家としては保険が効きません。

ですので無保険で火災からのマンションの修理などを行う必要が出てきて、大家としては死活問題となってきます。

参照

このような原則論はありますが、大家としては契約日の少し前に鍵を渡してくれたり、立会のもので引越しでの荷物の搬入だけは許してくれたりすることもあります。

もし引越し日を少しでも早めたいということであれば大家と掛け合ってみましょう。

人柄次第では了承してもらえることもあります。

新居が近い場合には当日に朝に大家に鍵を受け取るといったことでも対応できます。

しかし遠方の場合、このような対応では万一当日に鍵が手違いで受け取れないという場合には新居で荷物が宙に浮いてしまいます。

そのため電話でも良いので大家に確実に

「引越し当日の○時ごろに伺うので鍵をお願いします」

と連絡を強固にしておくことは必須です。

引越しのトラックによって荷物が到着する時刻までにこの鍵の受け渡しを確実に行い、すぐに荷物の搬入ができるようにしておけば問題ありません。

また今回のように鍵の受取当日に引越しをしなくても、翌日以降でも良いと考える人もいるでしょう。

その場合でも鍵を確実に受け取るように連絡だけは大家に念押しをしておくと間違いが少なくなります。

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