不動産業者には契約させるテクニックがあります。
それにはまれば
- 気に入らない物件を契約してしまう
- 予算を超える物件を契約してしまう
といったデメリットがあります。
不動産業者の営業が勧める物件よりも自分が気に入った物件を借りた方が絶対に良いと思うことが多いのが現実です。
あとで後悔することが多いのは業者の勧める物件です。
最初に悪い物件を見せて後で良い物件を見せる
不動産業者はお客さんを案内するときは決して見たい家を始めには見せてはくれないと思います。
それはお客さんに比較対象をする物件を先に見せたいからです。
これを1~2件ぐらい間に入れてから本命の家を見せることが営業成績の良い営業の仕事です。
これが出来ると本当に契約は意外と簡単です。
具体的にいえば
- 1件目、2件目は家賃が安めで多少見栄えが悪い物件を見せる
- 3件目に家賃が高く綺麗な物件を見せる
これによって3件目は予算を超えているかもしれませんが契約したくなります。
ただこれもやり方があります。
それは車中でお客の本心を見極めることができ初めて出来ることです。
なぜなら家賃が安い方が良いのか、駅近が良いのかといった本心を会話から引き出さないと1、2件目と3件目の当て馬と本命が決められないからです。
逆にいえば口数が少ないお客は一番厄介な人となります。
業界では広告の家を見せる営業は営業とは呼びません。
業者の広告は図面では綺麗で安い物件ですが、ところが真っ先に見ると実は綺麗ではなかったりしてあまり気には入りません。
ところがもっと悪い物件を先に見せると、後で見る広告の物件はほとんど気に入ってくれて契約となります。
不動産業者は高い広告費をかけてお客さんを集めています。
一人のお客さんには何万もかけて集客していますが、決まらなければ広告費が無駄になってしまいます。
家賃は交渉できる
見た中で気に入った物件があれば気に入ったことは表には出してはいけません。
どうしてかというと気に入っていることが業者に悟られれば、オプションをつけてくれないなどサービスが低下する可能性が高くなるからです。
ですので気に入った物件があればあえて気に入らない態度や言動を取ることが重要です。
納得できない感じで思案しているとほとんど良い条件を出してくると思います。
賃貸物件でも家主側から様々な条件を出させることは可能で、交渉次第と思っています。
家主も長く空き家になっていると収入が目減りします。
こうならないように家主も業者からお客の条件を聞くこともあります。
中には家賃交渉も出来たこともあったと聞いています。
諦めず気長に交渉するとよいでしょう。
敷金も交渉できる
敷金も建物が古いときには交渉することもやるべきと考えます。
敷金とは出て行くときの大きな妨げになっています。
貸し手の大家に気に入られてもメリットはないので、敷金交渉など言いたいことがあれば遠慮することなく言ってみることです。
もちろん部屋の中のことも同じで壁紙、畳、水回りなどは絶対言うべきです。
業者の営業に駆け引きして色々なことをいって家主と交渉させるべきと思います。
不動産業者の前で部屋が気に入らない態度をあえてとると、業者は大家と交渉を開始します。
このように態度や雰囲気や言動をコントロールして業者を上手く使うことが敷金減額につながります。
交渉事は出来ると思っていうと何とかなると思います。
参照
告知義務もよく聞こう
不動産に関しては宅建業法で告知義務があるといわれています。
これをしなかった場合は法に触れることになります。
最近ではこのようなことは少なくなってきましたが今でもあると思います。
当然入居に際して必ず聞いておくことが重要です。
ただその家で変死した時から1度入居者が入っていたらその後は告知義務もしなくても良いといわれています。
- 1番目の住人が自殺した
- 次の入居者にはこの自殺について告知しなければいけない
- 3番目の住人候補者には1番目の住人の自殺の件は話さなくても違法ではない
となるということです。
つまり3番目以降は過去の履歴を不動産業者から告知されないので、まったく情報もなく不利に部屋に入居しているということが多々あるのです。
気が付いたこともよく聞くことがとても大切なことです。
ただ受け身で聞くことばかりではなくいろいろ質問も積極的に聞くことは良いことです。
なぜなら話す義務はなくても聞かれれば話す義務があるからです。
そのため不利な情報はないのかと質問攻めにすれば業者としては告知義務があるので、情報公開しなければいけません。
これを怠ると違法となるので話さざるを得ないとなります。
室内の痛みなどはあらかじめ写真に撮っておくことも出て行く時には必要になってきます。
他人が付けた傷まで自分が費用を負担することはないようにしましょう。
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