安心して引越しをするには絶対に欠かせないこととしては
「3社程度の引越し業者から見積もりを取ること」
です。
このメリットは当然ですが、
- 費用の比較ができること
- 見積もりの段階で良心的な引越し社かどうかを感じることができること
- 安心して引越しができること
- トラブルや備品の破損などを予防できること
などです。
まず一括見積もりをネットで行おう
このサイトからも行けるようにしていますが、
「ネット上で一括見積もりができるポータルサイトで簡単に引越し業者を探す」
ということからスタートします。
一番良いのは知人や友人から評判の良い引越し社を聞くことです。
しかしそれができないという人はネットでの一括見積が最も効率的だと思います。
一括見積については10社程度行うことでも良いでしょう。
その中から3社程度の引越し社を正式見積もり(後述します)を取ることにしていきます。
2種類の見積もりがあることを確認しよう
- 概算見積もり
- 正式見積もり
大きくいえばこの2種類があります。
この2つの見積もりはどちらも無料です。
国土交通省の標準引越運送約款において見積もりを有料としてはいけないとされているので、もし費用を請求されればその引越し社と契約を検討するのはどうかと思います。
概算見積もりとは上記に紹介しましたネット上での一括見積のことです。
一度住所、引越し先、荷物の量、引越し希望日などを入力すれば複数の引越し社の見積もりが送られてきます。
引越し社のサイトでも見積もりはできますが、この場合一括ではなくその一社しか見積もりはできません。
やはり一括見積のほうが効率的といえると思います。
この段階ではもちろん契約ではないですし、また違う引っ越し者を選択したとしても断りの電話など連絡を入れる必要はありません。
しかし注意したいのはこの概算見積もりはあくまでも荷物や住居の様子を見た上でのものではないということです。
文字通りに概算ということです。
実際に契約をすればこの費用と大きく異なることもありますし、それは荷物の量の入力に原因があるともいえるでしょう。
ですので参考程度に行うという感じで良いです。
そのためこの後に行うのが正式見積もりというものです。
概算見積もりで3社程度に絞った候補の業者を自宅に招いて、家や荷物を見てもらった上でより正確な見積もりを取ります。
このときには現場をよく知った作業員の方が来てくれますので、自宅の様子や荷物を見てもらうことでかなり正確に費用が算出されていきます。
また新住所の様子(たとえば住所、家の前の道路、室内のレイアウトなど)を資料として見せておくとさらに引越し費用は正確に出てきます。
1社ごとに1時間程度かかるといえます。
業者ごとに時間をずらし、効率的に見積もりを取りましょう。
このときの見積もりの内容、担当者の印象などから引越し業者を選ぶことになります。
このチェック方法については以下のページにまとめています。
参照
見積もり書でまず見るべきところは費用
費用は大きくわけて3つです。
- 運賃
- 実費 作業員の人件費、梱包資材費、特殊機械使用料、有料道路使用料など
- 付帯サービス エアコン、ピアノの運搬費、乗用車回送費など
この他に内金、手付金などの項目もあれば注意が必要です。
国土交通省の標準引越運送約款において禁止されている請求となるからです。
この場合は契約しないようにしましょう。
この3つの中で一番費用の中で上下の差が出てくるのは実費の部分です。
実費の部分では、各種の明細が分かれて記載されているのかをチェックしましょう。
一括でボンと○万円などとある場合には要注意です。
ダンボール、テープ、エアーキャップなど細かく分けて費用の記載がされているかをチェックしておきましょう。
また人件費などは各社で費用の上下が出やすいところです。
費用の比較という観点ではこの人件費の項目もチェックします。
付帯サービスとはオプションのことで、必要なければ特につける必要はありません。
必要ないと思えば削除してもらうと良いでしょう。
引越し作業の作業分担を見よう
良心的な引越し社の場合、見積もり段階での説明なども非常に細かく話してくれます。
- 貴重品の運送
- 引越しでの荷造り
- 引越し当日の作業
を引越し社か施主のどちらが行うのかも確認すると思います。
これは
- すべてを引越し社に任せる
- 大型家具などだけ引越し社に任せる
- 荷造りは自分たちで行い運送のみ任せる
という3つに大きく分かれます。
当然ですが上にいくほど引越し費用は高額となります。
このような内容も見積もりで説明してくれるとともに、見積もりに記載をしていきます。
私個人としては
- 単身赴任など仕事で荷造りをしている暇がない場合にはすべてを引越し社に任せる
- 一般の家庭で荷造りができる場合には大型家具だけを任せる
- 友人や知人に引越しをサポートしてもらえる場合には運送のみを引越し社に任せる
ということが良いと思います。
友人や知人に手伝ってもらうと大型家電などで故障をさせてしまうこともあります。
できれば大型家具や家電は業者に任せるというほうが無難だと思います。
正式な業者かを見積もり書で確認しよう
運送業については国土交通省の認可が必要となっています。
見積書においては認可業者の場合、必ず
「昭和○年札陸自第○○号」
などとその認可番号の記載があるはずです。
会社名などの近くに記載があると思うのでその認可番号を確認しておいてください。
付帯サービスとは上記でも紹介していますが、主にオプション費のことです。
エアコン、ピアノなど該当する搬送が必要なければ発生もしないと思います。
見積もりで契約を迫られる?
業者によっては
「今日契約しないで後日だと費用が上がる」
というようなテクニックを使用してくることもあります。
そのため3社の引越しの正式見積もりは同日に行います。
その場合、
「今日中に他の引越し社でも見積もりが取れるので検討して回答を連絡します」
と答えることができます。
繁忙期などではたしかに引越し費用が上がることもありますが、見積もりを今日中にとって比較をできれば特に焦ることも必要ないと思います。
同日に見積もりをとることで、引越し社のテクニックに負けない業者選びをすることが可能となるでしょう。
ただし荷物の量、旧居の周辺の環境、トラックの台数、当日の作業員の人数などやはり正式見積もりをしなければ判断できないという引越し社がほとんどです。
見積もりをしないでいきなり契約をしたいと思うかもしれませんが、正式見積もりの手順は踏んで契約をするようにしましょう。
今から下で紹介する交渉によって引越し費用を安くするテクニックも使えなくなってしまいます。
参照
見積もりから値引き交渉をすることも可能
上記で3社を同日にするということを紹介しました。
この数は値下げ交渉のテクニックにつながりますので、この数字を採用しています。
以下のページで一般の方でも簡単に3社という数字を利用して価格交渉することができるように方法を紹介しています。
見積もりとは確定金額ではなく、まだ下がることもあると念頭において実践してみてください。
かなりの確率で価格は安くなると思います。
参照
最安値の引越し社を簡単に探す方法
- 一括見積もりをする
- そのうち3社を自宅で荷物量を見てもらいながら正式見積もりをする
- 1社と契約する
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