引越しでは大事な荷物を数多く移動させて、また新居に運び込んでもらわないといけませんので、引越し業者の品質というのはかなり重要といえます。
CMなどでもいくつかの引越し業者がよく宣伝をしていますが、有名かどうかということで引越し業者の品質を決め込んでしまう人も多いのですが、実際のところはどうなのかについて引越し現場の裏側から解説をしていきます。
引越しの見積もりでその業者の品質はわかる?
引越しというのは荷物の量、家族の人数、移動距離などを見積もりして、その後に契約をするようなシステムになっています。
つまり事前に業者の担当者と実際に会ってから決めるということになりますが、かなりよくあるのがこの見積もり時の担当者との相性で品質を推定するということです。
他社の悪口をいう人などもいて感じの良くない業者もあるわけですが、品質と直接関係しないことが多いです。
その理由としては
- 見積もりの担当者は引越し作業を担当しないことが多い
- 当日その担当者は来ないことが多い
ということで作業員ではないからです。
引越し業者の品質というのは見積もりの担当者だけで決めることはまずできません。
参照
引越し業者の品質と引越し時期の調整
品質という意味では作業の丁寧さも重要な要素となってきますが、引越し業界は繁忙期とそうではない時期とで業務量がまったく違うといって良いです。
特に3月下旬から4月上旬というのは1年で最も業務が重なってくる繁忙期なので、可能であればこの時期を避けるだけでも同じ業者に依頼するとしても丁寧な品質を期待することはできるようになるでしょう。
引越しの移動距離と業者の品質
引越し業者では大手と中小とがありますが、同一県内など比較的近い引越しであればどちらでも構いません。
大手と中小とで大きく品質や技術力が違ってくるのは遠方への引越しといえます。
- クレーンなどの資材の有無が違う
- 輸送体制や倉庫能力も保有している
というのが大手と中小との違いとなります。
遠方での引越しでは即日で荷物を新居に入れるまでいかずに、どこかで荷物を預かってもらうことも必要となります。
大手であればこの点、自分の倉庫に保管してくれるのですが、中小では倉庫がないので契約している委託先への保管となります。
また資材能力なども大きな差があるので
- 遠方への引越し
- クレーンなどを必要とする引越し
などでは品質的に大手のほうが優れているといわざるをえません。
このような能力の違いがあったり、また大手ではCMもよく打つので費用は中小よりも何割か高め設定になっています。
参照
引越し業者の品質の最低限の見極め方
大手であれば今から紹介することはすべて、あるいはほとんど満たしているといって良いのですが、そうではない中小ではまれに怪しげな業者もありえます。
この点、品質的にも怪しいこともあるので、特に中小引越し社と契約するというときには今から列挙する点についても検討しておきましょう。
- 国土交通省の認可のある業者かどうか?
- ネットでの悪い口コミが多すぎないかどうか?
- 見積もりをちゃんと書面で提示してきているかどうか?
- 見積もり時に強引に契約を迫ってこないかどうか?
- 打ち合わせの説明がわかりやすく丁寧かどうか?
参照
このようなところは見積もり時の様子、書類などを確認してチェックするようにしてください。
アルバイトのいない引越し業者は品質が高い?
この他、当日の作業員の契約形態もよく話題となります。
たとえば
- うちはアルバイトのいない引越し業者です
- うちは正社員しかいない引越し業者です
というような宣伝をしているところもありますが、まずすべて嘘です。
今の引越し費用や料金では正社員だけで回すことができる業者は大手から中小まで含めて絶対といって良いほど存在しません。
見積もり時にこの手の雇用契約から品質が良いことを説明しようというところはその言説については信用できませんし、他にも多くの虚偽説明があるといって良いです。
ちなみに当日の作業員も顧客から聞かれるとアルバイトでも正社員と答えるように教育されています。
参照
それよりもこのページのような方法で当日のスタッフの質を操作するほうが現実的といえるでしょう。
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