引越しでは子供の環境も大きく変えてしまうことになります。
友人がいなくなったり、まったく知らない他の子供のいる環境に飛び込まないといけませんので、引越しを避けることができない場合には引越しのタイミングをできるだけ影響が和らぐ時期にするというようにしていきましょう。
入園VS入園直後!子供にとって引越しの時期はどっちが良い?
入園と入園直後かで引越し時期を迷う人もいるかと思いますが、まずこのパターンでは入園時期に合わせて引越しするほうが良いと思います。
入園直後に引越ししてくる子供はそこまで多くはありませんので、少しの間子供としては雰囲気や仲間の輪に入れないような時期を過ごすこともあります。
それも勉強といえば勉強ではありますが、他の子供もリセットというか新しい人間関係を構築する時期に一緒に引越しするほうが良いと思います。
ただ後述しますように3月という引越し繁忙期では費用が3倍ほどになるというデメリットもあります。
5月など入園直後の引越しのメリットとしては
- 子供も先生も落ち着きはじめる時期で転入の子に目がいくようになりやすい
- 落ち着いた他の子供も転入した子供を温かい目で見てくれやすい
というところではないかと思います。
卒園後VS年長途中!子供にとって引越しの時期はどっちが良い?
いろいろな考え方があるわけですが、卒園後と年長途中ということであれば卒園後の引越しのほうが子供には適しているといわれています。
- 小学校入学ではいろいろな幼稚園からもともと子供が集まってくるので引越ししても他の子供と条件が同じようになる
- 年長途中で引越しすれば入園金、制服など余計な費用がかかる
- 年長途中で引越しすればすぐにくる卒園式で何の感慨もわかない
- 年長途中での引越しでは、転園と入学と2回のストレスが子供にかかってくる
小学校転校を伴う場合の子供にとっての理想の引越し時期
では小学校転校ではいつ引越しするのが子供には良いでしょうか?
- 学期の変わり目
- 学年の変わり目
というような選択肢があったときに大人から見れば学年の変わり目のほうが良さそうに思うのですが、実は学期の変わり目のほうが子供にとってはありがたいこともあるのです。
たとえば10月以降は学校の行事も多いので、学期の変わり目に引越しすればこのような行事に参加することができるので比較的早くクラスになじめたり、友達ができたりします。
他にも
- 学期途中の転校は転校生として周りも先生も見てくれて構ってくれやすい
- クラス替えの前に友達が少しでもできる可能性が高い
といったメリットもあります。
しかし学年の変わり目でもメリットがあります。
- 担任の先生もちょうど変わることもあってすべての子供にとっても環境の切り替えの時期に当たる
- 多くの転校は学年が変わるときにする子供が多い
- 勉強の進度という意味でも学年の切り替えの時期のほうが以前の学校と同じなので入りやすい
というようなところもあります。
基本的には転校が決まっていれば、転校先の行事が直近の学期でどのようなものがあるのかを確認し、行事に参加して友達ができそうであれば学期末で引越しというのが良いかもしれません。
ただ小学生の転校では勉強という点ではそこまで神経質にならなくても良いので、主に行事や友達関係の点から考えていくと良いと思います。
子供にとっての引越し時期と引越し費用
正直いって年間の何割かの引越しは3月に行われますので、需要と供給との関係で引越し費用が1年で最も高くなります。
平均的には3倍ほどかかる感じですが、
- 移動距離
- 荷物量
- スタッフの人数
が引越し費用を決める要素となってきます。
まったくこれらの要素が同じでも3月という繁忙期かどうかだけで費用が3倍ともなります。
今回子供にとって理想の引越し時期について紹介してきましたが、学年の変わり目に引越しすればその多くは3月あたりの繁忙期になるので引越し費用は3倍になるというように覚悟しておいてください。
移動距離が遠い場合には20万の原価の引越しが60万前後となるというようなイメージです。
荷物量を減らすなどと工夫を考える人もいるかもしれませんが、荷物を半分以下にするなら少しは効果がありますが、それでも引越し時期を3月以外にする効果と比べればほぼ無意味なくらいという感じになるかと思います。
参照
「荷物が少ない引越しは安くならない?本当に費用を節約する方法とは?」
ちなみに引越し費用を安く交渉する方法は上のページで詳しく解説しています。
最安値の引越し社を簡単に探す方法
- 一括見積もりをする
- そのうち3社を自宅で荷物量を見てもらいながら正式見積もりをする
- 1社と契約する
入力は1分で手軽に業者を比較して見積もりができます。
さらに引越し達人で引越しをすれば最大で55%オフの特典もあります。