引越しでは冷蔵庫は大きな荷物の1つとなります。
大きさ、あるいは新居などの間口によっては引越し時に入らないということもありえますが、冷蔵庫を横にするなど運搬での注意点について解説します。
冷蔵庫の引越しでは横にしても良いのか?
冷蔵庫は立てたまま運ぶのが基本となります。
しかし
- 入口などでつっかえてしまう
- トラックに入らない
というようなこともありますが、このような場合には冷蔵庫を斜め、あるいは横にしても構いません。
冷蔵庫は横にしてもガスが漏れるということもないのですが、運搬中よりもむしろ運搬後のほうが注意しなければいけないことが多いといえます。
冷蔵庫を横にして運んだ後の注意点
冷蔵庫は斜めだと今から説明する方法は1~2時間程度すれば良いのですが、横にして運んだ場合には必ず今から説明する方法を踏んでいかないといけません。
守らないと冷蔵庫の故障につながるので注意してください。
- 最低半日は冷蔵庫を立てて置く
- この間は冷蔵庫を電源にもつなげない
これは冷蔵庫を立てることでコンプレッサー(モーター)にオイルが正常にいくようにするためです。
オイルが回らないままコンプレッサーが作動することで電源を入れれば故障するようになります。
コンプレッサーが上にある冷蔵庫には要注意
通常ほとんどの冷蔵庫はコンプレッサーが冷蔵庫の下にありますが、一部の製品では冷蔵庫の上にあるタイプもあります。
このタイプだけは特に引越しでは注意しなければいけなくて、横にすることで永久にオイルがコンプレッサーに回らなくなるものもあります。
つまり引越し時に横にするだけで冷蔵庫が故障する可能性もあるわけですので、引越し時には冷蔵庫のコンプレッサーの位置を確認しておいて欲しいと思います。
冷蔵庫の説明書に横にすることが故障になると書いているが・・・
引越しをしてきて横や斜めにして冷蔵庫が故障したことはほぼありません。
一部は上のようにコンプレッサーの位置などが特殊ということもあるわけですが、説明書に冷蔵庫を横にするのは絶対にダメというような表記となっていることもあります。
心配な場合にはやはりメーカーに確認するべきで、想定していないような事情のある冷蔵庫という可能性もあります。
ただ今まで冷蔵庫を横にして故障したということはほぼないので、特殊な冷蔵庫でなければまず問題ないといえます。
冷蔵庫とガス漏れへの注意
昔の冷蔵庫は引越し時に横にすることでよくたしかにガス漏れを起こしましたが、今は品質も良くなっていてそう簡単にガス漏れは起こりません。
また冷蔵庫を横にしたぐらいでは冷媒も不安定にはなりません。
ただし後述する銅管に扱いには注意してください。
この銅管に損傷が出てしまうと冷蔵庫自体が故障することになります。
冷蔵庫運搬中の銅管には注意しよう
冷蔵庫の背面などには細い銅管が通っていますが、その銅管には冷媒ガスが通るようになっています。
このガスは冷蔵庫の冷やすという核となる機能を支えるもので、引越しの運搬中にこの銅管を破損させてしまうと即座にその冷蔵庫は使えなくなります。
これだけの重要な銅管でありながらも、現在の冷蔵庫は意外と細くできているので引越し時には家やトラックなどに強く当たらないようにしてください。
冷蔵庫は引越し前日に霜取りをしなければいけない
あと引越しでの冷蔵庫といえば前日に霜取り、水抜きをすることも非常に重要です。
- 前日に冷蔵庫の電源を抜く
- 引越し当日に背面などにある水皿(受け皿)から水を抜く
ということも忘れないようにしましょう。
受け皿もタイプによってある場所が違うのですが、説明書に場所の記載があるはずです。
引越しでの冷蔵庫の運搬方法
冷蔵庫はかなり重いので、一人で引越しする場合にはかなり苦労します。
冷蔵庫の運び方は
- 冷蔵庫の中のものはすべて出す
- 冷蔵庫の電源は外す
- 冷蔵庫の下に付属しているキャスターを緩めて押すと動くようにする
- 途中のルートを確保する
- 畳などではキャスターがめり込むので注意する
- 途中にキャスターがひっかかるものがあればできるだけ削除する
というようにします。
畳の部屋などでは特に冷蔵庫を一人で運ぶのは難しいので、難しいと思えば引越し業者に依頼してください。
また冷蔵庫の下敷きなどになれば骨折することもよくあるので、無理そうに思えば業者に任せるようにしましょう。
最安値の引越し社を簡単に探す方法
- 一括見積もりをする
- そのうち3社を自宅で荷物量を見てもらいながら正式見積もりをする
- 1社と契約する
入力は1分で手軽に業者を比較して見積もりができます。
さらに引越し達人で引越しをすれば最大で55%オフの特典もあります。