念願の新築が完成し、引越しというときにまれに起こるのが引越しでの傷です。
新築の引越し時に家に傷がつくとかなり嫌なものですが、引越し業者の選び方を間違えれば傷のつきやすさとともに、その補償問題にもなりかねません。
新築では特に引越し業者の選び方は慎重にしたほうが良いといえます。
新築での引越しの傷への対処方法
意外と引越し前に傷について無防備な人が多いのですが、
- 引越し前に掃除をしたときなどに家の中の写真を撮っておく
- 引越し直後にその写真と比較して傷がないかもチェックできるようにする
といったことは必要となります。
引越し業者によっては傷を仮に引越し時につけたとしても、引越し作業中についたのでなくその前からあったのではないかというように言う業者もあります。
そのときに引越し前の写真があれば法的補償も受けやすいといえます。
新築の引越しと傷をつけないための見積もり
引越しでは値引き交渉をするという人もいるかもしれません。
引越しは繁忙期を避ければ値引き交渉はできる場合も多いのですが、値引き方法によっては作業が雑になるというようなこともないわけではありません。
詳しくは下のページで解説していますが、間違えた値引き交渉で引越し業者に依頼すればせっかくの新築に傷がつく可能性もありえるので注意しましょう。
参照
引越し業者と新築引越しへの傷の予防
新築に限ったことではありませんが、引越し業者というのはよほど手を抜くところであっても
- 引越し作業の前に養生テープを貼る
- マンションではエレベーターにも養生テープを貼る
ということで傷への予防策を行います。
養生テープというといかにも荷物が当たるとすぐに破れて傷がつくようにイメージしてしまいますが、よほどの衝撃で当たらないとそう簡単に傷はつかないような仕様となっています。
新築の床やフローリングへの傷
フローリングなどに引越しで傷がつくというような話も聞きますが、床やフローリングにも養生シートというものを設置します。
そのため通常床などに傷がつくことは考えにくいですが、もじ実際に傷がついた場合には後述するように対応していきましょう。
新築引越しと傷への引越し業者の保険
引越し業者というのは通常傷をつけたときのために保険に加入しています。
傷があれば保険から保険金が下りるのですが、引越し業者の本音をいえば
- 傷についてもなるべく保険は使いたくない
- 実費賠償で済ませるのがベスト
という考え方になります。
傷がついて保険を使うと引越し業者の腹は傷みませんが、その後の保険料が高くなります。
そのため大手の引越し業者でも保険でなく実費賠償を提案してくるようになります。
引越しをする者としてこの手の業者からの提案に乗って良いのかどうかも気になるかと思いますが、基本的には傷を直すという補償となっていれば乗っても損はありません。
同業なのでかばうわけではありませんが、大手でも保険の負担が重いというように感じている場合もあるので、保険でなくても補償内容が問題なければ了承してあげてほしいと思います。
参照
引越し業者がどうしても補償に動こうとしないときには
引越し業者というのは大手ほど
- 現場を担当する支店や支社
- 本社
とで意思疎通が十分ではありません。
補償を求めるときには自分の新築を担当した引越しスタッフやその支店に話をもっていくわけですが、支店は傷のことを本社に隠すような傾向もあります。
そのため傷についての補償を話していくにはその引越し業者の本社のほうが動いてくれやすいといえます。
本社への新築の傷の請求方法
いきなり法的措置をにおわせるような交渉は早急ですので、電話で実際にあったことを話していきます。
そのまま実費弁償となることもありますが、本社に傷の補償の話をしてもうまくいかないときには
- 法的措置をほのめかす
- 内容証明を送る
- 弁護士などに依頼する(少額訴訟を検討する)
というように次第に交渉の態度を強くしていくのがミソとなります。
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