引越しサービスは費用が若干わかりにくいかもしれませんが、消費税がかかるものとそうではないものとに分けることができます。
また引越し業界での消費税についてお得感を感じる情報についても説明をしていきたいと思います。
引越しで消費税課税のタイミング
たとえば以下のようなタイミングで引越しをしていくとします。
- 見積もり 3月15日
- 本契約 3月15日
- 集荷 3月31日
- 新居搬送 4月2日
そしてある年の消費税が4月1日を持って上がることになりました。
このケースでの引越しですと消費税が上がるタイミングを挟んで引越しを終えています。
若干ややこしいかもしれませんが、この場合には引越しの契約日を基準に考えます。
見積もりをしてこのケースでは契約を3月にしています。
つまりこの時点ではまだ消費税は上がっていませんので、消費税は上がる前の税率の適用となります。
引越しへの消費税の課税と非課税
引越し費用というのは基本的には以下のような要素で決まっていきます。
- 引越しのタイミング
- 荷物量(トラックの台数や大きさ)
- 移動距離
- 引越しスタッフの人数
これらは基本的にすべて消費税が課税されると考えて良いでしょう。
引越し業者は荷物損傷に備えて損害保険などに加入していますが、この保険料は消費税非課税となります。
そのためこの保険料以外はすべて消費税がかかってしまうと考えます。
消費税が上がる前に引越しするほうが本当にお得?
消費税は4月1日などを基準に上がる場合が多いです。
当然多くの人は消費税の上がる前に契約をして引越しをしてしまうほうが有利だと思うのですが、実はそうでもありません。
引越し業者の繁忙期とは
「3月下旬から4月上旬」
となります。
この時期の引越し費用は3倍超にもなってきますが、消費税増税が予定されている時期にはこの相場をさらに超える場合もあります。
つまり増税前の駆け込み引越しの件数が例年よりも増えるので、余計に引越し費用が高くなるということです。
そのため皮肉な話ですが、
- 消費税増税前の3月中旬
- 消費税増税後の4月
とを比較すれば引越し件数が駆け込みで多くなった分、4月のほうが消費税はすでに上がっているもののかえって安くなるという逆転現象も起こるのです。
通常の定価のある商品などとは違い、引越しではニーズや需要によって大きく費用が上下するので消費税前に絶対に引越しするべきともいえないわけです。
消費税と引越し時期の考察
引越しは仕事の都合なのでタイミングをずらすことができない場合もあります。
ただ少しは引越しの時期をずらせるという場合には案外4月の消費税の上がり後のほうが安いという場合もあります。
無理に3月、3月と考えることもありません。
それよりも繁忙期を避けるとともに、以下のページにも説明していますような見積もり方法を工夫することで安くしていくほうが効果的だといえます。
引越し費用についてなるべく安くというように考えている場合には絶対に目を通しておいてほしい内容となっています。
参照
最安値の引越し社を簡単に探す方法
- 一括見積もりをする
- そのうち3社を自宅で荷物量を見てもらいながら正式見積もりをする
- 1社と契約する
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