レオパレスに限りませんが、マンションの退去時にはいくつか勉強をして交渉できるようにならなければいけません。
何も法律的な知識がなければ損をしやすいのはどこも同じです。
自然劣化と原価償却
退去時に費用としては自然劣化が原因のものにつてはクリーニングや交換費用は請求してはいけないとなります。
これはレオパレスの問題でなく、日本の裁判判例の話となります。
- 壁紙
- カーペット
などは基本的に日焼けであれば自然劣化であり、退去時に費用請求をされてはいけないものとなります。
逆に喫煙によるヤニ汚れなどは自然劣化ではないので費用請求を受けるとなります。
参照
ただこのページにも説明をしていますが、クロスなどの減価償却年数は6年と税制的になっています。
つまり入居じて6年も経過すればその汚れはヤニによるものか、また自然劣化か判断できないということで、借主に請求するのは望ましくないということです。
ちなみにレオパレスでも6年以上の入居であれば喫煙していても退去時の請求で不利な扱いをされなかったということもよく聞きます。
レオパレスの退去時に費用請求となりえるものとは?
まず候補となるものを整理しておきましょう。
- 壁紙
- カーペット
- 風呂の水垢など
- エアコン
- 火災保険
- カーテン
- 家具
といったところになります。
いわゆる賃貸マンションと同じ費用請求の項目のものがほとんどですが、家具などレオパレスならではというものもあります。
レオパレスの退去時の費用請求の相場は?
ネットでは10万を超える退去時の費用請求があったなどと記載している人もいますが、ここまでの高額な費用請求はまれではないかと思います。
最近は特に国土交通省の原状回復に伴うガイドラインも出ていて、貸主負担の概念も強くなっているので以前ほどグレーな退去時の請求も減っているはずです。
多分部屋の使い方も良くなかったのではないでしょうか?
相場としては
「2~4年使用で3~7万」
というような相場だと思います。
3~7万と幅広く書いていますが、ケースごとにかなり差があるのでこのような書き方をしています。
レオパレス退去時に掃除もしておこう
面倒ではありますが、退去時には掃除もしておきましょう。
この掃除1つで退去時費用の計算時の印象もかなり違ってきます。
適切な掃除を行うと新品に近い状態にすることもありますので、レオパレス退去時の費用請求が心配な場合にはしっかりとやっておきましょう。
以下のページには知らないような掃除方法も解説しています。
参照
レオパレスの退去時の請求でトラブルにならないために
上記のように裁判判例を中心に退去時の費用請求は判断していかなければいけません。
ただし判例を無視して退去時に貸主負担であるべき項目を請求されないともいえません。
そのため
- 国土交通省の原状回復に伴うガイドラインは読んでおく
- ガイドラインの説明をしても違法請求を受ける場合には消費者センターへの通報や相談、そして少額訴訟も検討していることを伝える
- 敷金バスターと提携している引越し業者と契約する
というような対応をしていかなければいけません。
3つめの方法は引越し業者を活用する方法ですが、最近の引越し業者だと敷金バスターといって賃貸の敷金トラブルのプロ集団と提携しているところもあるのでそれを活用するという方法です。
契約した引越し業者の見積もりの中に敷金バスターのアドバイス料などが含まれているという形態になっていて、退去時の費用でトラブルになりそうになれば交渉代行なども依頼できます。
もちろんすべての引越し業者がこの敷金バスターと提携しているわけではありませんが、引越しの見積もりサイトなどで確認することができます。
ガイドラインの勉強が面倒という場合には、契約する引越し業者を上手に選択することで退去費用のトラブルを予防することもできるというわけです。
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