自分たちで引越しをするという場合には特にそうですが、業者と契約をしても腰痛になってしまう場合もあります。
私ももともと腰痛持ちですが、この業界に入っても特に腰痛が悪化するということはありませんでした。
それには引越し時の荷物の運び方を知っておくことが重要です。
重い荷物を運ぶということは引越しでは避けることはできませんが、腰にかかる荷物の重さを緩和するということはできるのです。
荷物の持つ位置で腰痛を緩和する
まず業界的には常識ではありますが、基本的なことで非常に重要な前提です。
その腰を痛めない荷物の持ち方というのは
「荷物を持つときに体からなるべき荷物を離さない」
ということです。
てこの原理という物理の法則がありますが、荷物が体から近いほど腰への負担は少なくなります。
逆に荷物が離れれば腰への重さは増します。
この荷物を体に近いところで持つということは必ず覚えておいて欲しい内容となります。
下半身で荷物を持ち上げることで腰痛を予防
たとえば家具を持ち上げるという場合には、どうしても手を使って持ち上げるという感覚になるかと思います。
この方法は腰痛にあまり良くないといわれます。
私が特に意識しているのは手で家具などは持つものの、持ち上げるときには手でなく下半身を使って持ち上げるという感覚です。
人間は上半身よりも下半身のほうが力があるようで、引越しでは下半身を上手に使うのも非常に重要なことといえます。
荷物を運ぶ姿勢で腰痛を緩和する
腰痛は
- 姿勢の悪さ
- 腹筋や背筋などの弱さ
といった姿勢や体力的なところからもやってきます。
もちろん最大の腰痛原因は腰の酷使にありますが、少なくても姿勢や体力的な側面を予防に使うことは可能となります。
姿勢では前かがみになっていて腰が曲がるのは良くありません。
姿勢が悪いと腰に体重や荷物の重さがかかりやすく、腰痛になりやすいです。
あとは腰痛予防の体操で
- 腹筋運動(一日10回程度)
- 背筋運動(背筋を沿った状態で15秒)
などをコツコツとするだけでもかなり楽になりました。
コルセットで引越しでの腰への負担を減らす
最近は薬局に行くと腰用のコルセットがいくつも販売されています。
このコルセットは腰への荷物の重さをかかりにくくする感じもあるので私も使用しています。
また姿勢が自然と良くなるのも良いと思います。
ただしデメリットもあって、コルセットを使いすぎたりすれば筋力がかえって弱るので、腰痛がひどくなる場合もあるということです。
そのため私は腰痛体操もしつつ、現場ではコルセットを使うということをしています。
補助器具ですから、コルセットに頼りすぎるのはあまり良くないということです。
ただし一般の方が自分の引越しでだけコルセットを使用して腰痛を予防するのであれば特にデメリットもないと思います。
引越し業者と腰痛への苦悩
実際に引越し業者では腰痛などに悩む作業員は多いです。
私のように就職前から悩んでいるのでなくても、引越し現場に入るようになってから生まれてはじめて腰痛になる人もいます。
また
- 腰痛
- 肩こり
- 膝痛
と腰痛以外に罹患する場合もよくあるパターンです。
病院に行ってもそう簡単に治りませんし、ヘルニアになればさらに治癒までに時間がかかります。
引越し業者では労災保険にも加入してはいますが、
- 業者は労災保険を申請したがらない
- 申請しても国が腰痛を労災と認めないことも多い
ということで健康保険を使用した自己負担というパターンも多いです。
普通は肩帯、しょいこといった道具を業者は完備していて、これを使用することで腰痛予防となります。
通販でも購入できるので一般の人でも購入できますが、家具や家電など重いものを持つときにはかなり重さが分散されるので体が楽になります。
参照
ただ業者も数的にこの肩帯を余裕を持って保有していることも少ないので、現場によっては使えない場合もあります。
肩帯が回らない現場だと本当に大変な場合もありますが、大手ほどこの種の道具や器具はしっかりと完備しているところが多いといえます。
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