賃貸にしても分譲にしてもマンションやアパート、ハイツなどだとエレベーターのあるなしという条件が違ってきます。
一般的な感覚からすればエレベーターがあるかどうかで荷物の搬入、搬出の困難度は違ってくるように思いますが、引越し業者の料金にどの程度影響するのかについて説明をしていきます。
エレベーターなしで5階は法律的にありえる?
法律的に何階以上だとエレベーター設置義務があるのかという話はまず重要となってきます。
一般的なマンションの場合には
「6階以上だとエレベーター設置義務がある」
となります。(建築基準法)
従ってエレベーターなしとなれば5階が最高レベルとなります。
5階といってもかなり上がり下がりに苦労しますが、このような場合の引越し料金について説明をしていきます。
エレベーターなしのケースでの割増料金
結論からいいますと
「エレベーターなしでの引越しでは割増料金が発生する」
となります。
その理由としては
- 引越し作業に時間がかかること
- 作業員の増員も必要なこと
です。
主に人件費が余計にかかるので、その分の引越し料金が上乗せとなるという感じです。
エレベーターのない場合の割増料金は各社によって多少違いますが、一般的な相場について解説をしておきますと
- 3階までは割増料金は発生しないことが多い
- 4階以上だと1階につき2~2.5万程度の割増料金
- エレベーターがあったとしても12階以上だと1階につき8000円程度以上の割増料金
というような内容となってくるでしょう。
ただしこのような割増料金が適用されるのは荷物が多い場合に限定される引越し社もあります。
2トンロングまでだと上記の割増料金は適用されないという引越し社もよくあります。
トラック別の荷物量は以下のページでも解説をしていますが、荷物が多めの一人暮らし、あるいは夫婦までという場合にはエレベーターなしでの割増料金の適用がない場合もあるということになります。
参照
「プロの計算!引越しでトラックが足りない、不足をなくす計算目安」
3階、4階、5階でのエレベーターなしでの割増料金のシュミレーション
わかりにくいかもしれませんので、実際に計算をしてそれぞれの階での割増彫金を説明してみます。
- 3階 割増料金なし
- 4階 8万
- 5階 10万
およそ安いところでエレベーターなしではこのような割増料金となってきます。
4階からがエレベーターなしでの割増料金の適用となりますが、この場合には
2万 × 4階 = 8万
というような計算式で割増料金が出てくることになります。
エレベーターなしで見積もりを活用して安くする方法
上記のようにエレベーターなしでの4階、5階となれば割増料金が発生するというデメリットがあります。
そのマンションを出ていくときにも再び同額の割増料金が発生するわけですが、見積もりを上手にすることで引越し料金をある程度安くすることはできます。
引越し業者が自分の引越しをするときによく使う手ですが、ここまでしても平屋や低層階の料金までは安くできません。
しかし少しでもエレベーターなしでの料金的なデメリットを解消したいという場合には活用して欲しい方法です。
- 3社引越し社の候補を特定する
- ある順番に見積もりを取る
- 見積もりをすべてそろえて契約したい引越し社に再度連絡をする
このような手順で見積もりを取れば向こうから値引きを言ってくる場合もあります。
内容が長くなるので以下のページで詳しく解説をしていますので、エレベーターなしの割増料金を安くしたい場合には参考にして欲しいと思います。
参照
最安値の引越し社を簡単に探す方法
- 一括見積もりをする
- そのうち3社を自宅で荷物量を見てもらいながら正式見積もりをする
- 1社と契約する
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